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コラム

ファイナンシャルプランナー

〜収入と所得の違いを知る〜

目次

  • 1.収入とは?

  • 2.所得とは?

  • 3.なんでこの違いが大事なの?

  • 4.最後にひとこと

「年収いくら?」「月収いくら?」
こう聞かれて、「○○万円です!」と答えたものの、内心では「でも手取りは……」とモヤッとした経験、ありませんか?

実はこれ、「収入」と「所得」の違いをちゃんと知っていれば、スッキリ解消できます。

1.収入とは?

ざっくり言えば、「入ってきたお金の総額」。
会社員なら源泉徴収票の「支払金額」に書かれている金額。つまり、額面です。
社会保険料や税金が引かれる前の、ふっくらした金額ですね。

2.所得とは?

一方、「所得」は収入から必要経費や控除を差し引いた後に残るお金です。
つまり、「実質、儲けた部分」「利益」に近い感覚。

  • 会社員なら:給与所得=給与収入−給与所得控除
  • 自営業なら:事業所得=事業収入−必要経費

要するに、「使えるお金はどれくらいか?」を考える上で、この所得がカギになります。

3.なんでこの違いが大事なの?

例えば、税金の計算は「所得」ベース
収入が多くても、経費がかかって所得が少なければ、税金も少なくて済むことがあります。

また、年金や手当の要件でも「所得」で判断されることが多いです。
児童手当や扶養控除、医療費助成などで「あれ、収入はそんなに高くないのに対象外?」という人は、実は「所得」が高かったケースも。

つまり、「収入=見た目」「所得=実力」みたいなもの。

4.最後にひとこと

数字の見せ方に惑わされず、「実際に使えるお金」や「制度の対象になるかどうか」を判断するには、「所得」を見るクセをつけることが大切です。

「収入」は夢を語り、「所得」は現実を語る。
あなたのライフプランは、どちらを基準にしていますか?

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